音楽とかソフトとか

なにぶん移り気なもので、ニューウェーブ/ポストパンクからうって変わって、今度は友部正人さんの「朝の電話」を打ち込んでみました。



以下、方々に寄道しつつ「朝の電話」について書いておこうと思います。

友部さんの活動のことを短く要約するとどうしても70年代の人ということになってしまい、代表曲も「にんじん」収録の「一本道」ということになるのではないかと思います。でも私が聴き始めたのは随分後の2000年代に入ってからです。元々は奥さんの方がファンで、ライブについて行ったり、アルバムを聴かされて良いなあと思って聴き始めた具合です。そんな経緯なので70年代のアルバムはまだあまり聴いておらず、専ら近作の方に思い入れがあります。

「朝の電話」は2005年のアルバム「Speak Japanese, American」に収録されている曲です。この年の春に、友部さんと同じく70年代から活動していたフォークミュージシャンの高田渡さんが亡くなっており、この曲はその事について歌われています。原曲では友部さんの声&ギター&ハーモニカにロケット・マツさんのピアノが絡み合うというどこまでも柔らかく無駄の無い構成です。(冒頭部分の試聴ページはこちらにあります)。当時のライブでは一人で演奏されることも多く、更にシンプルになって音の隙間が心地良かったです。

ライブといえば、高田さんを最後に見たのは島根だったと思います。高田さんや友部さん以外にもエンケン、鈴木茂、大塚まさじその他の大物が出揃ったライブで、これは行かねば!と奥さんと島根までトンボ帰りしました。高田さんは普段どおりのスタイル、友部さんは確か一人、トリのエンケンはアンプの山で爆音を出していたような気がします。

話を戻して今回の動画では記憶だけで打ち込んでみましたが、終わった後で原曲を聴き返してみると私が打ち込んだものはBPMが10近く速くなっていました。そこで原曲と同じ速さまで落としてみたのですが、私の打ち込みアレンジでは音の隙間がどうもさまにならず、結局当初のテンポに戻しました。フォークはテンポや音程のずれ具合も大切な要素だったりするので難しいなと思いました。

また後半にかけて主にサックスの音色で高田渡さんの代表曲「生活の柄」(アルバム「ごあいさつ」収録)のメロディを混ぜ込んでみました(馴染むように少し変えたりはしていますが)。理想では、段々「生活の柄」が副旋律で入ってきて、歌が「君はまだそこにいる」で終わるとメインメロディが「生活の柄」に置き換わるような流れになると良いなと思っていました。今回一番やりたかったのはこれだったので、自分では割と満足です。ミックスや調声はまだまだですが。

ボーカルは前回と同じく桃音モモです。単独音柔らかめと連続音を併用したものを使いました。「東京ガール」カバーのときもそうでした。モモというか藤本さんといえば、ウィスパーで読んだ単語素材集のデモコンテンツが手が込んでいて面白かったです→こちら。AUTOを選ぶとずっとループして心地良いです。

ついでに更に話を飛ばしますが、ムーンライダーズが来年から無期限活動休止に入ります。「解散」ではなく「休止」という表現ですが、年齢的に6人でアルバムを作るのは今回が最後なのかなと思いました。年上のミュージシャンのファンになっていると、いずれは先に逝かれるなあという意識が多少あるので「ショック!!」といった心象ではありませんが感慨深いなあと思います。今回の動画を作っているときの知らせだったので、自分の中では多少なり「朝の電話」とリンクするものがありました。でも、もしあえて友部さんの作品とリンクさせるのなら「すばらしいさよなら」の方が良いかなあと思います。いつかはさよならをしなくちゃいけないという歌です。

と、何とか友部さんの話に戻したところで終わります。

スポンサーサイト

PageTop