音楽とかソフトとか

OREMOには短所や限界がありますので、内容と対策をまとめておきたいと思います。音源作成する際にOREMOを使うかどうかも含めて参考にしていただければと思います。


<長所>

まずOREMOの最大の長所は、「とり直しが簡単にできること」です。次点に「wavファイル名を入力しなくて良いこと」が来ると思います。「スペクトルやF0を簡単に見られる」というのもありますが、後述するように、自動収録の場合には表示しない方が良いため魅力半減かもしれません。


<基本的な開発方針>

OREMOの開発方針は以下の動画の冒頭で上げたように、「手軽さ」「気軽さ」「簡単さ」を優先すること、としています。


このコンセプトは、OREMOが必ずしも「本格的な」音声録音ソフトを目指していないことを意味しています。もちろん本格的な使用に耐えうるソフトになってくれれば有難いですし、モモ連続音のテスト収録では一定の成果に貢献できたと思いますが、開発の上で万事うまくいくことはなく、判断に迷ったら「手軽さ」を優先したいという気持ちです。

また、OREMOには以下に述べるように根本的な限界があります。この事情も「本格的な」ソフトを目指せない大きな理由です。


<OREMOの短所、限界>

  • OREMO の動作は遅いです。

    作者のプログラミング能力の問題もあると思いますが、そもそも使っているプログラミング言語(Tcl/Tkというインタプリタ言語)自体が遅いです。

  • オーディオインタフェース周りへの対応が最新ではありません。

    OREMOではsnackというライブラリを使って録音や再生、波形表示などを行っています。snackは手軽さ(波形表示、スペクトル表示、再生、録音、保存などがコマンド1行でできます)という点で非常によくできたライブラリと思いますが、最新版は2004/12/1のものであり、それ以降バージョンアップされていません。

    現状では、例えばガイドBGM付き収録のとき、DirectSound経由で録音すると落ちた、という不具合報告をいただいています。その方の場合BGM無しの録音ではうまくいくそうなので、再生と録音を同時に行うと何か不具合が生じるのかもしれません。

  • 収録音にPC動作音が混入する可能性があります。

    これは必ずしも OREMO に限ったことではありませんが、一応挙げておきます。



<対策等>

トラブル回避のために以下のことを試して下さい。

  • 以下の要領で、なるべくPCに負荷をかけないようにする。

    • OREMOでは波形のみ表示すること(F0やスペクトルなどは非表示にすること)。
    • なるべく他にソフトを起動しないこと。
    • 常駐ソフトはなるべく切ること。
    • 遅い保存メディアを使わないこと(USBメモリなどは×)。


  • 落ちる場合はオーディオI/O設定をいじってみる。

    「オプション」→「オーディオI/O設定」で設定窓を開き、入力デバイス、出力デバイスを別のものに切り替えてみて下さい。文字化けするデバイスもあるかもしれませんが、表示上の仕様です(多分漢字コードの処理の問題)。

    デバイス変更後は必ず「適用」か「OK」を押して下さい。

  • ガイドBGMを代えてみる。

    これは今のところガイドBGMを自作したり選べる方に限った対応策です。

    OREMOの自動録音では「録音停止」や「下矢印キー押(wav保存)」の処理が入る度にCPUやディスクに負荷がかかります。これは推測なのですが、一つ一つのイベントの間隔が短いと最悪ソフトが落ちるのかもしれません(例えば、まだwavファイルを書き込み終えていないのに次の録音開始イベントが入るとか)。

    一つ一つのイベントの間隔を長くとったガイドBGMを使えば落ちなくなるかもしれません。

  • OREMO以外のソフトを使う。

    現状ではいくつか準備が必要かもしれませんが、わぶでばや(私はよく知りませんが多分wavez)などの切り出しソフトを利用すれば、OREMOを使わずとも自動収録できるはずです。

    1. 長いBGMを用意し、WindowsMediaPlayerなどの一般的な再生ソフトで再生する。
    2. AudacityやSoundEngineFreeなどの音声編集ソフトで録音を行う。
    3. 最初に発声した時刻を調べる。
    4. 最初の発声時刻に沿って、波形切り出しソフトの切り出し設定ファイルを準備する。
    5. 波形を切り出す。

    今のところ手順4.が面倒そうですが、誰かが一つ準備すればだいぶ楽になる話のはずです。つまりガイドBGMとExcelファイルを用意しておき、手順3.で調べた時刻をExcelのセルに一箇所入力すると、切り出し設定ファイルを生成できる、といった流れです。

    時間と需要があれば、わぶでばのラベルファイルをExcel(csv)対応にしたり、サンプルを準備してみたいのですが。。

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