久々にsetParamを更新しています。そこそこ変更が生じましたので、いったん先週末までに実装したものを公開します。
ダウンロード
<主な変更点>
- (修正) パラメータへの自動フォーカスを有効にし、拡大率を小さくしたときに、波形領域が左端から離れて表示される問題を修正した。
- (修正) wav両端の一括カットでのパラメータ値の自動補正について、連続音のように1wavに複数エントリがある場合の補正に対応した。
- (追加) wav両端の一括カットでのパラメータ値の自動補正について、既存の左右ブランク値より長く削り取る場合に事前警告を出すようにした。
- (追加) 拡大率を[画素数/秒]の単位で設定できるようにした。また、横幅の上限値を変更可能にした。
- (追加) 指定したパラメータをマウスかキーで動かすと、次のエントリに自動移動する機能を追加した。
- (追加) 自動フォーカスした位置の周囲のみを読み込んで表示する機能を「オプション」→「パラメータへの自動フォーカス設定」内に追加した。
- (追加) PageUp,PageDownキーで1画面分移動できるようにした。
- (追加) Control+Shift+spaceで、表示中の画面左端から再生開始するようにした。
- (変更) 音声再生時に、再生位置に沿って波形画面がスクロールするようにした。
- (変更) プラグイン実行中に、setParam本体が一時フリーズする旨を表示するようにした。
- (変更) 画面クリックで近傍パラメータ間を再生するモードのデフォルト設定をoffにした。
- (変更) 他言語をインストール/管理するツール(message\install-newLang.exe)のファイル名をmessage\settingUpNewLang.exeに変更した。
以下、いくつか詳細を説明します。
< (追加) 拡大率を[画素数/秒]の単位で設定できるようにした。また、横幅の上限値を変更可能にした。>
以前のsetParamでは、画像の拡大率に上限がありました。拡大するほど描画データが増えて重くなるため、強制的に上限を決めていたのですが、ユーザが上限を変えたり撤廃したりできるようにしました。ただし大きくし過ぎるとwavを読み込むときに長時間待たされるようになったりしますので、ご注意下さい。
波形を右クリック→「横軸の拡大」→「波形拡大率の数値指定」で以下の窓が開きます。
・%単位で拡大率を変えるときは、1段目の欄の数値を書き換えて右隣の変更ボタンを押して下さい。
・[画素数/秒]単位で拡大率を変えるときは、2段目の欄の数値を書き換えて右隣の変更ボタンを押して下さい。
・現在開いているwavが全体表示されるような拡大率にしたいときは「wav全体を表示」ボタンを押して下さい。
・wavを開く度に拡大率が自動で変わり、必ず全体表示されるようにしたいときは「常にwav全体を表示」ボタンを押して下さい。
・波形描画キャンバスの横幅上限値を決めたいときは左下隅の欄に上限値を入力して下さい。0を入力すると上限なし扱いになります。
< (追加) 指定したパラメータをマウスかキーで動かすと、次のエントリに自動移動する機能を追加した。>
原音設定を大量に行う際に少しでも手数を減らすため、特定のパラメータを動かすと次のエントリに自動移動できるようにしました。「オプション」→「原音設定したら次のエントリに自動で移動する設定」を選ぶと、以下の窓が出ますので、自動移動を有効にしたいパラメータにチェックを入れて下さい。
< (追加) 自動フォーカスした位置の周囲のみを読み込んで表示する機能>
長尺なwavファイルを設定する場合、setParamの読み込みが遅くなります。もしパラメータ自動生成等で設定済のパラメータを手修正するようなケースであれば、パラメータ周辺の波形のみを読み込んで設定する方が高速に動作できます。
「オプション」→「パラメータへの自動フォーカス設定」を選ぶと以下の窓が出ます。
自動フォーカスするパラメータを選び、窓下部の「フォーカス位置の周囲のみを表示する~」にチェックを入れると、読み込む秒数を入力できるようになります。この例の図の場合、先行発声を中心として、2秒間(先行発声より前に1秒~先行発声より後に1秒)の波形のみを読み込んで表示します。
<Control+Shift+spaceで、表示中の画面左端から再生開始>
長尺wavの設定の際、wavファイル冒頭から再生ではなく、画面に表示した所から再生したいときもあるだろうと思って実装しました。もう少し簡単に押せるキーに割り当てた方が良かったかもしれません。
また、この再生に限らず、再生中は再生位置を描画するようにしました。この辺りはもう少しカスタマイズできた方が良かったかも?と思っています(再生しても画面は動かないでほしい、再生終了したら再生前の画面に戻ってほしい、といったニーズがあるような気がします)。そのうち実装しようと思いますが、もし忘れていたらリマインドして頂けると思い出せます。
他にも追加・変更がありますが、説明はこの辺りで終わりたいと思います。もしよく分からないところがあれば質問などいただけると、多分回答します。
今回の変更はバグ修正もありましたが、比較的長尺なwavの原音設定を意識した実装が多めです。引き続き実装したいことがあるので、おそらくまた実装続行すると思います(本業は何かと忙しいですが…)。
また、MacOS Xがcatalinaになって32bitアプリが動かなくなっています。OREMOも32bitで作っていたので、64bit化しないといけません。
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<主な変更点>
- (修正) パラメータへの自動フォーカスを有効にし、拡大率を小さくしたときに、波形領域が左端から離れて表示される問題を修正した。
- (修正) wav両端の一括カットでのパラメータ値の自動補正について、連続音のように1wavに複数エントリがある場合の補正に対応した。
- (追加) wav両端の一括カットでのパラメータ値の自動補正について、既存の左右ブランク値より長く削り取る場合に事前警告を出すようにした。
- (追加) 拡大率を[画素数/秒]の単位で設定できるようにした。また、横幅の上限値を変更可能にした。
- (追加) 指定したパラメータをマウスかキーで動かすと、次のエントリに自動移動する機能を追加した。
- (追加) 自動フォーカスした位置の周囲のみを読み込んで表示する機能を「オプション」→「パラメータへの自動フォーカス設定」内に追加した。
- (追加) PageUp,PageDownキーで1画面分移動できるようにした。
- (追加) Control+Shift+spaceで、表示中の画面左端から再生開始するようにした。
- (変更) 音声再生時に、再生位置に沿って波形画面がスクロールするようにした。
- (変更) プラグイン実行中に、setParam本体が一時フリーズする旨を表示するようにした。
- (変更) 画面クリックで近傍パラメータ間を再生するモードのデフォルト設定をoffにした。
- (変更) 他言語をインストール/管理するツール(message\install-newLang.exe)のファイル名をmessage\settingUpNewLang.exeに変更した。
以下、いくつか詳細を説明します。
< (追加) 拡大率を[画素数/秒]の単位で設定できるようにした。また、横幅の上限値を変更可能にした。>
以前のsetParamでは、画像の拡大率に上限がありました。拡大するほど描画データが増えて重くなるため、強制的に上限を決めていたのですが、ユーザが上限を変えたり撤廃したりできるようにしました。ただし大きくし過ぎるとwavを読み込むときに長時間待たされるようになったりしますので、ご注意下さい。
波形を右クリック→「横軸の拡大」→「波形拡大率の数値指定」で以下の窓が開きます。
・%単位で拡大率を変えるときは、1段目の欄の数値を書き換えて右隣の変更ボタンを押して下さい。
・[画素数/秒]単位で拡大率を変えるときは、2段目の欄の数値を書き換えて右隣の変更ボタンを押して下さい。
・現在開いているwavが全体表示されるような拡大率にしたいときは「wav全体を表示」ボタンを押して下さい。
・wavを開く度に拡大率が自動で変わり、必ず全体表示されるようにしたいときは「常にwav全体を表示」ボタンを押して下さい。
・波形描画キャンバスの横幅上限値を決めたいときは左下隅の欄に上限値を入力して下さい。0を入力すると上限なし扱いになります。
< (追加) 指定したパラメータをマウスかキーで動かすと、次のエントリに自動移動する機能を追加した。>
原音設定を大量に行う際に少しでも手数を減らすため、特定のパラメータを動かすと次のエントリに自動移動できるようにしました。「オプション」→「原音設定したら次のエントリに自動で移動する設定」を選ぶと、以下の窓が出ますので、自動移動を有効にしたいパラメータにチェックを入れて下さい。
< (追加) 自動フォーカスした位置の周囲のみを読み込んで表示する機能>
長尺なwavファイルを設定する場合、setParamの読み込みが遅くなります。もしパラメータ自動生成等で設定済のパラメータを手修正するようなケースであれば、パラメータ周辺の波形のみを読み込んで設定する方が高速に動作できます。
「オプション」→「パラメータへの自動フォーカス設定」を選ぶと以下の窓が出ます。
自動フォーカスするパラメータを選び、窓下部の「フォーカス位置の周囲のみを表示する~」にチェックを入れると、読み込む秒数を入力できるようになります。この例の図の場合、先行発声を中心として、2秒間(先行発声より前に1秒~先行発声より後に1秒)の波形のみを読み込んで表示します。
<Control+Shift+spaceで、表示中の画面左端から再生開始>
長尺wavの設定の際、wavファイル冒頭から再生ではなく、画面に表示した所から再生したいときもあるだろうと思って実装しました。もう少し簡単に押せるキーに割り当てた方が良かったかもしれません。
また、この再生に限らず、再生中は再生位置を描画するようにしました。この辺りはもう少しカスタマイズできた方が良かったかも?と思っています(再生しても画面は動かないでほしい、再生終了したら再生前の画面に戻ってほしい、といったニーズがあるような気がします)。そのうち実装しようと思いますが、もし忘れていたらリマインドして頂けると思い出せます。
他にも追加・変更がありますが、説明はこの辺りで終わりたいと思います。もしよく分からないところがあれば質問などいただけると、多分回答します。
今回の変更はバグ修正もありましたが、比較的長尺なwavの原音設定を意識した実装が多めです。引き続き実装したいことがあるので、おそらくまた実装続行すると思います(本業は何かと忙しいですが…)。
また、MacOS Xがcatalinaになって32bitアプリが動かなくなっています。OREMOも32bitで作っていたので、64bit化しないといけません。
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